もしも明日もあったなら。
日常.13
そんなこんなで会議するための教室に到着。
その間ずっと二人は険悪なムードが漂い、私は気まずく、複雑な気分で辿り着いた。
「実陽、こっち」
弥生が席に案内してくれた。
それだけでテンションが上がってしまって大変だった。
その会話をやり取りしたあと、雨宮君がすかさず喋りかけてきた。
「実陽ちゃん、ここ座ってもええ?」
そう言って雨宮君が指差したのは私の前。
「私に確認しなくても、席は自由だからどこでも平気だよ?」
「…それもそうやな。すまん、今何で聞いたんやろか~」
「あはは、変なの!」
笑っていると、隣から弥生が、
「もう委員長話始める」
と言った。
言い方がどこかぶっきらぼうだったので、何か怒らせちゃったかな、と思った。