もしも明日もあったなら。
無事話し合いも終わり、各クラスで今より詳しいことを話し合うそうだ。
まぁ、もう心臓が破裂するほどこんな嬉しい苦にならない仕事は日常にはないから、ありがとう、委員長。
「さぁ、早く行こう!」
「う、うんっ」
どうしたんだろう。珍しく弥生がやる気を出している。
でも、いいことだね!私も負けずに頑張らなくちゃ!!
「なーぁ、実陽ちゃんオレも混ぜてくれへん?」
と言ってきたのは雨宮君。
今日こんなに私にかまってくるのはどうやら相方の人がいないからみたい。
「は?雨宮関係ないじゃん」
「いやいや、オレは『実陽ちゃん』に言ったんやで?」
「何言ってんの?実陽困ってるし。もう一人いないなら帰れよ。」
「冷たいわぁ…、しゃあないなぁ、ごめんなー、実陽ちゃん。今日は橋本が怖いから帰るわ!」
また明日な!、といって雨宮君は颯爽と帰っていった。
「ふぅ…」
弥生はため息一つついて、
「さ、やろっか!」
そういって笑顔を見せてきた。