もしも明日もあったなら。
何このバカ。弥生がいる前で何言ってるのよ。
「あ、実陽って好きな人いたんだっけか」
そう弥生が訪ねてくる。
顔に血液が集まって、熱くなるのがわかる。
適当にはぐらかそうとした。
すると隼人が
「おぅ、いるよな」
…おいおいおいおい。
何で君が答えるのだよ。おかしいだろ。
ゆかりが耳打ちでこっそり、
「隼人って馬鹿だよね」
と、私に伝えてから苦笑した。
だからとりあえず私は、
「そうだね、」
と言って爆笑した。
隼人が不思議そうな顔してたけど、気にしないことにする。