もしも明日もあったなら。
とある昼休みのこと。
私はゆかりと隼人と弥生と、いつものメンバーで話をしていた。
そんなとき、
「みーよーちゃん。」
ふふっ、とつきそうな刺のある声で呼んできたのは白石さんだった。
「ぁっ…白石、さん?」
「そーだよぉ」
今更何言ってんのー?、と白石さんは付け足す。
「美雪…!あんた、また来たの?」
「あらゆかり、おめでとう」
その瞬間白石さんは私を睨んだ。
「あっ…」
「あ、実陽ちゃん、わかった?呼び出しのり、ゆ、う。」
わざとらしく言葉を区切って発した。
「うん…」
「おい白石やめとけ」
駿もどうやら覚えていたらしい。
「え〜、なんでぇ?怖いよぉ」
と白石さんはクスクス笑った。
でもこればっかりは邪魔されたら私…
「い、行きます」
ついていくことにした。