もしも明日もあったなら。
ー球技大会当日…
「六組いくぞー!!!」
駿の気合いの入った掛け声に続き、
「「「「おぉーーー!!!」」」」
しっかり私たちも答えた。
球技大会は、体育祭、文化祭に続き人気のある行事ですごく盛り上がる。
午前は女子、午前は男子で絶対応援するように組まれている。
どこを応援するのは自分次第だが、大抵は自分のクラスを応援する。
「隼人ー!頑張れー!!」
「え、ゆかり、橋本君は?」
「実陽が応援するにきまってるでしょ?」
「えぇ!?」
そんな!?
「早く早く!」
「は、橋本君、が、頑張って!!」
橋本君達はこっちをむいてピースした。
うぅ…かっこいい…。
「なーに見とれてんのよ!」
「み、見とれてなんかないよ!!」
「嘘ばっかり~」
「もう!」
ニヤニヤしながらゆかりはからかってきた。
でもまぁ…少し見とれてたのはホントだけど…。