もしも明日もあったなら。
「隼人は?どうだったの?」
「はっははは…またよろしくだわ」
「?」
頭にはてなマークを浮かべた私に隼人は、
「お前の前の隣」
と、ややこしい返しかたをした。
お前の前の隣…
私の前はゆかりだから…
「ゆかりの隣!?」
いいなー…
「まじかー…まぁ、楽しそうだからいっか!」
流石ポジティブ。
私は通路挟んで隣の駿に聞いた。
「ぺこー、どうだったー?」
「花咲までぺこかよ…あ、僕はあそこ」
そう言って指差したのは私の隣。
「えっ、うっそ!ぺこ、隣だ!」
「まじかよ…よろしく」
「うん!」
まじかよ、といいながらぺこ…駿は笑顔だった。
そして早速移動が開始した。