もしも明日もあったなら。
一時間目が終わり、十分休み。
私はもちろんゆかりと話していた。
時間があるなら私はずっとゆかりと話したいくらいだ。
前に隼人とその話をしていたら「お前女が好きなのかよ」と言われた。
断じて違うと私は信じたい。
「そろそろ夏休みだねぇ」
ふいにゆかりがそんな事を言った。
「そうだね!今年の夏まつり、一緒に行こうよ!」
「もちおっけーだよー」
「良かった!新しい浴衣買うんだ」
「お。奇遇だねぇ、あたしもだよ」
「楽しみだね」
そんなことを話していると、
「は!?どういうことだよ、それ!?」
急に声を荒げた隼人の声が聞こえた。