もしも明日もあったなら。

そして八時。
隼人達はまだ来てなかった。

「来ないね」

「隼人締めあげるわ」

「暴力はだめだよー、って隼人だからいいか」

「さすが実陽!わかってる!!」

そんな話をして五分くらいたった時。


「おーい」

聞き慣れた声がした。


「隼人!ゆかり、隼人来たよ」

「遅かったなー」

「ごめんごめん、遅れた」

「隼人締める」

「え!?いやいやいや、俺じゃなくてこいつ!」

そういって隼人は橋本君を指さした。

「うん、おれが、綿あめ並んでたら遅れちゃった。ごめん」

するとゆかりは

「じゃああしょうがないね」

とすんなり許した。

あれ…やっぱり好きなのかな?
胸のあたりがずきずきした。

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