もしも明日もあったなら。
「???」
私ははてなでいっぱいだった。
「あ、ごめん。意味わからないよな。つまり、花咲が急に黙り出して、高梨が『こうなると長い』って言って『花火二人で買いにいくから先公園行っててー』って」
「あっ…なるほどです」
「説明下手くそでごめん」
「い、いやいや!全っ然大丈夫!!」
「花咲ってリアクションでかいよなー」
不意にダメだしされた。
「え、ごめん……うるさかった?」
「ううん。そうじゃなくて、おもしれーなーって」
ダメだしじゃなかった。
むしろ笑顔は反則ですよね?
二人でしかもこのタイミングとかわざとでしょ?
レッドカード出したいよ?
…っといけない。
また考えすぎるとこだった。
「じゃあ、先に行こうか」
「りょーかいー」
そうして私と橋本君は肩を並べて歩いた。