もしも明日もあったなら。

「そういえば、俺告白されたんだぜ!」

と、急にドヤ顔をして隼人が言った。

「え」

ゆかりがありえないといったような顔をしてこっちを向いた。

「ちなみに相手は誰なの?」

私は多分皆が気になっている事を聞いた。

「三組の『白石美雪』だよ」

白石…美雪?
聞いたことない名前だった。

「は?美雪?やめなよ!!」

急にゆかりが反対し始めた。

「なんだよ、ゆかり。嫉妬してんのか?」

「なわけないでしょ!!美雪は性格ブスだからやめなって言ってんのよ!!!」

うん、ゆかりが嫉妬するわけないだろうと私も思った。
前にゆかりに隼人と付き合わないのか聞いた時に即答されたのだ。
「ありえない」って。
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