もしも明日もあったなら。
私は家に帰って早速ゆかりにメールをした。
『ねぇゆかり、雨宮君って知ってる?』
すぐに返信がきた。
『知ってる知ってる!あの大阪から来たっていうやつでしょ?』
『うん、多分その人。ゆかり詳しいね』
『だって去年同クラだったもん』
『なるほど。ありがとう!』
『全然いいよー!』
その後も会話をしてメールはゆかりの勉強落ちで終了した。
流石ゆかり。偉い。尊敬する。
私の尊敬する人はゆかりだな。
勉強しようと思ったけど、今日買ったばっかの新刊が気になってしまって、結局私は漫画を読んでいた。
そんな時、
ピロンッ♪
相変わらずの軽快な音が流れた。