もしも明日もあったなら。

「と、とりあえず休憩終わりにして続きやろう!」

の駿の声で再開することに。


…気まずい。
何か空気が重い。気のせいだと思いたいけど絶対違う。

私は耐えきれなくなって、

「ごめん…飲み物買ってくる…」

と逃げてしまった。

ゆかりが、「大丈夫?」って心配してくれた。
そして席を立って買いにいこうとすると、

「ちょっとまち、オレも行きますわ」

と雨宮君。

「雨宮君も何か飲み物欲しいの?」

と聞いた。すると雨宮君はその質問を待っていたかのように即答した。

「おん…っちゅーよりかは実陽ちゃんと一緒にいよう思てな」

とさらりと言った。

「!?」

雨宮君と憲由以外は全員驚いた。
憲由は驚くどころか笑っていた。何か知っていたのかな?

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