もしも明日もあったなら。
日常.10
私達の壁、テストを乗り越え、もう学校は文化祭一色。
今は学活でクラスの出し物を悩んでいた。
すると弥生と隼人が、
「俺らお化け屋敷がいいと思うー」
と言った。
ゆかりは、
「そんなのじゃなくて、カフェがいいよ!!」
と発言。
私は何でもよかった。
裏方が好きだから。
弥生の方をチラッと見ると、お化け屋敷賛成派と喋っていて、目が輝いていた。
その表情に思わずドキドキしたのは秘密だ。
早く話終わらないかなー、とぼんやり窓の外を見てると
「花咲はどう思う?」
駿がいきなり話をふってきた。
ふざけんな。私は何でもいいんだよー!
思わず口から出た言葉は、
「どっちも組み合わせちゃえば?」
だった。
…私何言ってるの?
するとゆかりが、
「それいいじゃん!!」
と言った。
いやいやいや、自分でもよくわかってないんだけれど…!?
「よし、それでいこう。」
…えー。