もしも明日もあったなら。

話し合いは終わって、私と弥生は早速明日の為の話し合い。
詳しいことを今のうちに決めようと思って…


…教室に二人、きり。
何だろうこの状況。さっきから話が流れていく……


「って、ねぇ、実陽、聞いてる?」

「えっ?」

「やっぱり。ずっと上の空だよ?」

「あ、あー、ごめん…ちょっと…」

あはは、と言って誤魔化した。

「今度はちゃんと聞いてろよな」

と弥生はふて腐れたように話始めた。
ごめん……心の中でもう一度謝った。
でもでも、この状況でまじめに話聞けって言われても無理だよー!


そうやって話してると、

ガラッ

教室のドアが開いた。


「大体ね、あんな金額あり得ないから!!馬鹿じゃないの!?…あ、隼人は馬鹿だったわー」

「あぁ!?まずは金額言ってみて、って委員長が言うから言っただけだろ!?じゃあゆかりが言えば良かったろ」


…安定のゆかりと隼人だった。

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