気ままな仔猫と不器用狼。
こんなだから中学時代なんて大変だった。
俺と一也、すぐ比較されて。
身長がたりないだとか
勉強だって。
スポーツは俺だって負けてなかったけどさ。
でも比べられるのが嫌だったら一也となんて友達になってないけどね。
「え、でもさでもさ。
隣の人もいい線いってるしない?」
「うーん、まあねー」
お、
これは来たか?
来ましたか?
隣の人=俺 !!
「でも、ないわー」
「あはは、一也君といるとねー」
辻川碧伊。
この新学期にて学習したこと。
一也が隣にいるからモテないんだ、ということに今更気が付きました。