気ままな仔猫と不器用狼。
「隣の子、どうしたんだろー?
もしかしてサボり……な訳ないか!」
「アホ」
「ごめんなさ〜い」
中学校時代。
俺はちょっとだけサボり魔だったことがある。
まあすぐ止めたけどね!
「あーあ、あの子何組かなぁ……」
「悪ぃな、碧伊。
俺が余計なこと言わなきゃ良かったな」
「いーや! 全然!
むしろ嬉しいです、はい !! 」
あはは、と笑いながら一也と話す。
まあ、一也が笑うと女子が微妙に騒ぎ出すのも言うまでもないけどさ。