気ままな仔猫と不器用狼。
 



「隣の子、どうしたんだろー?
もしかしてサボり……な訳ないか!」

「アホ」

「ごめんなさ〜い」





中学校時代。

俺はちょっとだけサボり魔だったことがある。


まあすぐ止めたけどね!





「あーあ、あの子何組かなぁ……」

「悪ぃな、碧伊。
俺が余計なこと言わなきゃ良かったな」

「いーや! 全然!
むしろ嬉しいです、はい !! 」





あはは、と笑いながら一也と話す。



まあ、一也が笑うと女子が微妙に騒ぎ出すのも言うまでもないけどさ。



 
< 16 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop