気ままな仔猫と不器用狼。
 



「1番、………… !!  ……」





一人一人自己紹介が終わると、みんなが拍手をしていく。



そんな中、尾方さんの順番が回ってきた。





「7番、尾方虹心。宜しくね」





あれ……?


彼女の自己紹介は他の人に比べると大分短かった。



心なしか、このクラスの一部の女子が尾方さんのことをじっと睨んでいる気がしなくもない。



 
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