助けてくれたひとは………
「京也……できたよ」
「おっわかった」
京也も私も席についたので
朝ご飯を食べ始める
「「いただきます」」
声が重なったときは少し恥ずかしくて二人して笑ってしまった
京也が何も言わずに食べているから
気になっていることを聞いてみた
「京也美味しい?
味付けとか濃すぎたり薄すぎたりしない」
京也は、私の問いかけに笑って
「…うまいよ」
と言ってくれた
安心して
「そう?だったらよかった」
無意識にそう漏らすと
「実李の作ったものなら何でもうまいぞ」
そんなことばっかり言われると私は、
嬉しくて笑ってばかりだ