助けて。誰か…



海翔「…考えておく。」



梓「なら、行きません。」


この人の考えておくは、
信用できない。



海翔「いい加減にしろ!!!」



バチーーーンという音が、
部屋一面に広がった。


きっと外にも聞こえただろう。



海翔「お前が何を言おうと、
明日は連れていく。いいな。」



私は返事をしない。




海翔「いいな!!!」



しつこい。


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