助けて。誰か…



梓「出来たよ。」



妃佳留「はい。
では、参りましょう。
今日は一段と可愛いですね!
斗真様に会えるからですか?」



梓「…ま、まぁ。」



バカだな。
自分から逃げてきたのに、
あんな手紙もらうと、
抑えてきた気持ちが溢れそうになる。


私は、
宮崎家の時期後継者。


無駄なことはしていけない。


叶わないと思ったら、
それが例え大切なものであろうと、
捨てる。


それが、この家の方針なんだから。


なのに、
なんで…あなたが欲しいって思うの?



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