好きが溢れて止まらない

~海翔side~

俺は、ちょっと早めに図書室へ向かった。

練習のためだ。

でもやっぱり上手くはいかなかった。


今日はこの前みたいに気持ちをストレートに伝えようと思った。
だが、逆に聞いてしまった。

はぁ...戸惑ってるって......。




「わ...たし......ね...」

彼女の口が重そうに開いた。
もう...無理かもな。

初恋が終わってしまう。
そうとまで思った。
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