暗黒マスク伝説『ワンピースとダースベーダーと私』
 加奈が出て行って間もなく、次々に客が店内に流れ込んでくる。


 あっという間に満席となった。




「はあ、間に合ったわね」


「そうね」


「よかったわぁ」



 ホッと胸をなでおろす5人。





「それにしても。

 いくら花粉対策だからって、ダースベーダーはありえないわよね」


「まったくだわ」


「ゆうママって、ホント不思議な人よねぇ」




 暗黒マスクがいなくなって、ママさんたちに安堵の表情が戻る。



「安心したらお腹空いちゃった」


「私も~」


「じゃ、改めて注文しましょ」



 ママさんたちはメニューを広げた。
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