暗黒マスク伝説『ワンピースとダースベーダーと私』
11】オールブラック・クレイジーウーマン(後)
「なかなか料理が出てこないわねぇ」



 オーダーを入れてから、かれこれ20分は経っている。

 
 お昼時は客が集中するので、厨房も大忙しだ。




「ちょうど混んできた時に注文したから、しょうがないわよ」



「まぁ、いいじゃない。

 この後、私達は特に急ぐこともないんだもの」



「そうそう。

 やっかいな覆面も帰ったことだし、ゆっくりしましょうよ」







 先ほどまでのぴりぴりしたムードはなく、穏やかな空気が5人の中に流れていた。



 会話の途中で笑顔もこぼれる。


 加奈が同席していた時とは、まるで表情が違う彼女たち。


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