暗黒マスク伝説『ワンピースとダースベーダーと私』
 それでも加奈は思い当たらず、しばらく考えていた。


―――かぶり物、かぶり物・・・。

 ハッと気が付いた加奈は、ぽんと手を叩く。


「ああ、これですかぁ」

 そう言って、マスクの頬の辺りに手を添えた。


(すぐ、気付けよ)



「これ、花粉対策用のマスクです。

 すっごくいいですよ~♪」


「そんな事どうでもいいですから、さっさと外してください。

 治療が出来ません」


 ものすごく冷静な対応の歯科医。



 ここにもサイゼ○アの小林並みの強靭な精神力を持つ者がいたとは。



 よし。
 
 彼にもソウルセイバーを与えよう。

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