魔王の娘が勇者になりたいって変ですか?
――パンドラ艦内・病院
焔とシエラが同じ病室で、退屈そうに天井を眺める。
「なぁ、お前女だよな?」
焔が、点滴をつけながらシエラに尋ねる。
「ええ。
なにをいまさら……」
シエラが呆れた声でそう言った。
「なら、どうして俺たち同じ部屋なんだ?」
焔がそう言うと、ひとりの可愛らしい看護師シロが言葉を放つ。
「貴方と貴女なら、間違いは起きないだろうってクロの判断よ」
それを聞いた焔が、ため息混じりに言葉を吐く。
「まぁ、間違いは起きないだろうが……」
するとそれを聞いたシエラが機嫌を悪くさせる。
「ちょっとそれどういう意味よ?
私に女としての魅力がないってこと?」
「何言っているんだ?
俺は間違ったことはしねぇ。
いつも自分が正しいと思ったことしかしねぇ」
「あら……なかなか男前なことを言うのね」
シロが、そう言って笑いシエラは頬を赤らめる。
「なんか、お邪魔かな?」
万桜が、そう言ってかみさまと共に現れる。
「あ、万桜ちゃん!」
シエラが、そう言って万桜の方を見る。
「かみさまも無事だったか」
焔がそう言って小さく笑う。
「うむ。
余を誰だと思っている?
余はかみさまだぞ。
テンションシステムが起動した状態でのかみさまバリアに叶う攻撃などそうそうない」
「頼もしいかぎりだな」
バルドが、そう言ってフルーツセットを盛って現れた。
焔とシエラが同じ病室で、退屈そうに天井を眺める。
「なぁ、お前女だよな?」
焔が、点滴をつけながらシエラに尋ねる。
「ええ。
なにをいまさら……」
シエラが呆れた声でそう言った。
「なら、どうして俺たち同じ部屋なんだ?」
焔がそう言うと、ひとりの可愛らしい看護師シロが言葉を放つ。
「貴方と貴女なら、間違いは起きないだろうってクロの判断よ」
それを聞いた焔が、ため息混じりに言葉を吐く。
「まぁ、間違いは起きないだろうが……」
するとそれを聞いたシエラが機嫌を悪くさせる。
「ちょっとそれどういう意味よ?
私に女としての魅力がないってこと?」
「何言っているんだ?
俺は間違ったことはしねぇ。
いつも自分が正しいと思ったことしかしねぇ」
「あら……なかなか男前なことを言うのね」
シロが、そう言って笑いシエラは頬を赤らめる。
「なんか、お邪魔かな?」
万桜が、そう言ってかみさまと共に現れる。
「あ、万桜ちゃん!」
シエラが、そう言って万桜の方を見る。
「かみさまも無事だったか」
焔がそう言って小さく笑う。
「うむ。
余を誰だと思っている?
余はかみさまだぞ。
テンションシステムが起動した状態でのかみさまバリアに叶う攻撃などそうそうない」
「頼もしいかぎりだな」
バルドが、そう言ってフルーツセットを盛って現れた。