セイナルヨルニ
始めに入口近くにあったカリブの海賊に乗った。

若干怖かったのは内緒。

次に廉がいこうと言い出したのはビッグマウンテンだった。

カリブの海賊が怖い人間が乗るものではない。

うまい断り文句も見つからず廉に手を引かれビッグマウンテンの列に並んでしまった。

無口な私に

「怖いんだぁ~ニヤ」

「別に余裕だし。」

幼馴染み相手に今さら女の子とか無理だし。

2時間半後ついに来てしまった。

「手繋いどく?ニヤ」

土壇場になると人は素直になれるらしい。

「うん。」

「えっ?おっ おう。」

それではいってらしゃーい。

係員さんは手を降っている。

ドックン……ドックン……ドックン……

キャーーーーーーーーーーーーーーーー


ヨロッ ヨロッ コケッ

「(笑)大丈夫か?(笑)(笑)(笑)」

笑いすぎでしょ

「サイテー」

「(笑)ごめんごめん(笑)、ほら次行くぞ」

廉は私の手をとってポッケの中に突っ込んだ。

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