妹と彼氏が××してました。
スライディング土下座、それは素晴らしい日本人の技。外国人が『オオウ!ドゲーザ!ジャパニーズ土下座!』とか言っちゃうレベルの角度、フォーム、美しさ共に満点の素晴らしい土下座だ。

これで許してくれるよね。

「ねえ」

「はっはい!このたびは誠に申し訳ありません、すみません。そんなつもりじゃなかったんです」

「まぁ、それもそうなんだけど。パンツみえてるよ。もしかして痴女?俺、まだ二週間先まで女の子抱く予定があるから君は抱けないよ?」

「はい?」

ぱんつみえてる?ぱんつ…ぱんつ…ぱ…

「ぎゃあああああああああああ!?みっ、見た!?ちょっ!何見てんですか?変態!」

おもわず完璧だった土下座をやめて、立ち上がる。今日のパンツってなんだっけ?あれ、幼女用のパンツじゃないよね。あの苺柄のかわいいやつ…

「うん、みたよ。苺柄の。てか君が見せてきたんでしょ?土下座しながらパンツ見せるなんて筋金入りの痴女だね。ああ、それとも俺の気を引きたいだけ?」

「い、苺柄を口にだして言わないでください…!いや、ただ私はビッチになるにはどうすれば良いかを真剣に悩んでいただけです…」

「ビッチ?君が?」

なんだその顔は、ビッチになりたいって思うだけならタダでしょうに。それともなんだ、無理だと言いたいのか?

「無理だね」

「へ?」

「君には色気がないじゃないか、パンツも苺柄。そんなんで男が女を抱きたいと思う?それにビッチはなるものじゃない、勝手につけられたあだ名みたいなものだ」

まぁ、と『ゆき』さんは続けて私の耳元で囁く。

「俺が抱いてあげれば二度とビッチになんかなりたくなって思えるような最高の時間を約束するよ。まぁ、俺から離れられなくなるけどね」

ぞくり、音を立ててそれと同時に鳥肌が立つ。

すごい、すごい。

「お願いがあります」

「ん?抱いてほしい?いいよ、もう少し待ってね」

「いや、良い下着屋さん教えてください?」

「は?」

『ゆきさん』の歪んだ顔いただきましたー!
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