妹と彼氏が××してました。
「やっ…あっ…」
部屋に響くいやらしい音。鳴らしているのは実の妹である澪(みお)である
…まぁ、百歩譲ってこの神聖な私の自宅で『そういった行為』をしているのはよしとしよう。
妹も年頃なのだ。うん、彼氏の一人や二人いるよな。美少女だし。なんせ、目はくりくりで唇はピンクで華奢でお姫様みたいなのだ、いやお姫様じゃない、ビーナスだ。天使だ。
……シスコンじゃないよ?
私と比べて少し、いやかなりへこむけど。いやへこむうんぬんよりも比べる方がおこがましい。そんな完璧な子である。
まぁだから私は自宅に帰ってその音がした時にすぐ家を出ようとしたのだ。妹に彼氏ができたショックとかじゃないよ?ないからね?
『ある男の声』が聞こえるまで。
「やっ…!!ぁっ…」
「いやじゃないんだろ?」
少しかすれた声。低い声。100人中99人が『良い声』と称すのであろうその声には聞き覚えがあった。
もしかして、いやもしかしなくても…
「ゆっ…くん?」
馬鹿な私の、脳内回路。
馬鹿だ、馬鹿だ。何も考えるな自分。今泣いたら、おかしくなる。
「浮気…なのかなあ…」
ポツリと呟いたのは、自らの教室で。さっきいた時はそんな事微塵も感じなかったのに。私は何か悪いことをしたんだろうか。なんて真剣に考えた。
だってだって。
妹と彼氏は『選ばれた存在』で私は『平凡な存在』なんだから。
私が悪いに決まってるじゃないか。
部屋に響くいやらしい音。鳴らしているのは実の妹である澪(みお)である
…まぁ、百歩譲ってこの神聖な私の自宅で『そういった行為』をしているのはよしとしよう。
妹も年頃なのだ。うん、彼氏の一人や二人いるよな。美少女だし。なんせ、目はくりくりで唇はピンクで華奢でお姫様みたいなのだ、いやお姫様じゃない、ビーナスだ。天使だ。
……シスコンじゃないよ?
私と比べて少し、いやかなりへこむけど。いやへこむうんぬんよりも比べる方がおこがましい。そんな完璧な子である。
まぁだから私は自宅に帰ってその音がした時にすぐ家を出ようとしたのだ。妹に彼氏ができたショックとかじゃないよ?ないからね?
『ある男の声』が聞こえるまで。
「やっ…!!ぁっ…」
「いやじゃないんだろ?」
少しかすれた声。低い声。100人中99人が『良い声』と称すのであろうその声には聞き覚えがあった。
もしかして、いやもしかしなくても…
「ゆっ…くん?」
馬鹿な私の、脳内回路。
馬鹿だ、馬鹿だ。何も考えるな自分。今泣いたら、おかしくなる。
「浮気…なのかなあ…」
ポツリと呟いたのは、自らの教室で。さっきいた時はそんな事微塵も感じなかったのに。私は何か悪いことをしたんだろうか。なんて真剣に考えた。
だってだって。
妹と彼氏は『選ばれた存在』で私は『平凡な存在』なんだから。
私が悪いに決まってるじゃないか。