☆☆☆ 暴れキャンディ ☆☆☆

 「!」

 風を感じた。
 風力の発信源は自分の右の乳房だった。
 そして左の乳房へ風を感じた。
 右の乳房から左の乳房へ。
 風が注がれている。
 何か風が。

 だから茶碗子はとりあえずブレザーを脱いだ。
 それからワイシャツも脱いだ。
 さらにブラジャーも外した。
 なぜここまでテンポ良く脱いで行ったのか?
 答えはあった。
 だがこの時の茶碗子はまだその答えに気づいていなかった。

 そして茶碗子はとりあえず右の乳房に視線を落とした。

 「……」
< 111 / 210 >

この作品をシェア

pagetop