☆☆☆ 暴れキャンディ ☆☆☆
 
 突然右胸が激しく暴れだした。

 それは確かに感じる。
 明らかに右胸が動いている。

「い、いやあー!」

 ついに茶碗子が絶叫して立ち上がった。
 やっと現実と向き合った瞬間である。

 茶碗子は、暴れる何かが外に出てしまわぬよう、ブラジャーを抱き締める様に押さえつけた。

「いやあー! 死んでー!」

 風呂場なので響く響く。
< 16 / 210 >

この作品をシェア

pagetop