☆☆☆ 暴れキャンディ ☆☆☆
第十章 自分の胸にキスをして母親に見られた
焦げ茶色の掛け時計は十二時を示していた。
陽が日影の良さを認めないかの様に我が物顔で入り込んでくる。
茶碗子はそんないささかウルサい催促に目を覚まさせられた。
「……」
頭がボーッとしている。
寝たのは明け方だ。うっすら朝陽も入り込んでいた。
「……」
茶碗子のパジャマははだけていた。
六個のボタンが全て外れていた。
寝相が悪いのと汗っかきなのとで寝ているときいつも脱いでしまう。
「……あれ」
茶碗子の左の乳房は防水型の折り畳み型の傘の様に水を弾く見事なぷりぷりっとお椀型の美しい乳房だった。
右の乳房も防水型の折り畳み型の傘の様に水を弾く見事なぷりぷりっとお椀型の美しい乳房だった。
「……箸矢?」