クレームの女王
麗華は笑顔で祐樹を見つめる。
祐樹の頭を撫でる麗華。


祐樹も自然と笑顔になっていく。


「祐樹はママの事が好き。
ママも祐樹の事が大好きよ。


だから、ママの言う事を
ちゃんときいてね。

どんな時でもよーいどんするの。

公園でも広場でも
表通りの車がいっぱい

走ってるところでも。

赤信号でも関係ない。

祐樹は車好きでしょ?
だったら

走ってる車に向かって
よーいどんもできるはず。


車に向かってよーいどんすれば
ママにお金が入るのよ。


ママが喜んだら祐樹も
嬉しいでしょ?

だから車に向かって……………」
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