華道~小悪魔年下男子と同居!?~




「あの子、結構目立ってたよー。
 まさか前に言ってた新しい家族
 だなんてね。」



「唯、あの顔だから行くときも
 かなり注目浴びたよ」



私は七瀬に朝から唯との同居に
ついて喋ってた。




やっぱり学校でも騒がれてるみたい。
まあ校門通る前から騒がれてたけど。




「誰だよ。唯って」




「あ、おはよ。涼介」




ウエノ リョウスケ
上野 涼介。

私の幼なじみ。




「涼介知らないの??
 転入生だよ。一年の」



涼介の質問にびっくりした顔で
七瀬が答えた。




「一年?一年の事まで知らねー
 さっき凄いイケメンが転入してきた 
 とかは聞いたけど。」


「それだよ!涼介ほんとアホだよね!」


「は?うっせー七瀬。
 で?その転入生がどうかしたの?」



涼介の続いての質問に七瀬が 
ニヤニヤしながら答えた。



「その転入生ねー
 百合の新しい同居人だよ!」


「ちょ、七瀬。声大きい」


「あ、ごめん」


私と七瀬が2人で話してる時、
ずっと涼介は固まってた。



…口、開いてるし。



「…は?同居人?俺、聞いてないけど」



涼介はマヌケ顔でこっちをみてくる。


そこにすかさず七瀬がツっこんだ。


「えー!?知らないの?百合の幼なじみ
 なのに知らないんだ??」


「だって百合、最近俺に隠し事ばっか
 なんだもん!!!」


「もう百合にとって涼介は
 どうでもいいんじゃなーい?」


「は??なわけ!!!」




涼介はまじ顔で私に詰め寄り



「昔から隠し事するなって
 言ってただろ!!」



って叫んできた。



もう、この男は(怒)



 



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