華道~小悪魔年下男子と同居!?~
「俺が邪魔だから、あんなメール
してきたんだろ」
唯は思ったより終始お怒りモード。
そんな唯に
かなりびっくりした私と
特にびっくりもしてない涼介。
まあ涼介、私が唯にメールしたこと
知らないから普通に帰ってくるっての
分かってたもんね。。
「ねえ百合、メールって何の話?」
「え、えーと」
呑気な涼介はキョトンとしながら
私に質問してくる。
でも私は「涼介が来るから唯に
遅めに帰ってきてってメールした」
なんて言えなかった。
「とりあえずそこのただの百合の
クラスメート、帰れ」
唯はキレ気味で涼介に指図し
それに腹が立った涼介は口を開いた。
「俺と百合は幼なじみだから
ただのクラスメートじゃないんだけど」
「俺から見るとただのクラスメートにしか
見えないんだけど」
もー、そんな細かい事で
言い争いしなくてもいいじゃん。
「ごめん、涼介。今日は帰って」
「え?わ、わかったよ」
とりあえず唯キレてるし
涼介は帰しておかないと。
涼介はそそくさとカバンを持ち
一階に降りていった。
これ、全部私のせいじゃんか。