華道~小悪魔年下男子と同居!?~
「まあ仲良くしようよ。
俺ら、いとこなんだしね!」
年下くんは私の手を握り
ブラブラと横に振った。
可愛い。
年下っぽい。
でも絶対恋愛にはならないな。
「うん。あ、なんて呼べばいい?」
年下くんが嫌なら呼び方聞かなきゃ。
「唯でいいよ。俺は百合って呼ぶから」
唯ね。まあいいけど。
「え?私の事呼び捨てにするかんじ?」
私、一応年上だし…
せめて”ちゃん”付けで。。
「は?なに?まだ俺の事、年下扱い
するんだ?」
あ、この子
年下扱いされるのが嫌なのか。
「な、仲良くしよう」
「じゃあ俺の事、今 唯って呼んで?」
え。なんで今。
まあいいけど。
「唯。」
「なーに?ゆーり」
…甘っ!!!
なにこの甘い感じ!!
「ふふ。俺ら良い同居人になれそうだね」
「そ、そうだね」
こうして私と唯の同居が始まった。