近くて、遠い。
No.2
「おはよ、杏南」
彼女は樹 理月(ituki rika)
数少ない友達の一人
私は人見知りで友達がつくれない
でも、彼女はなんか、特別な気がしてずっと一緒にいる
そして、瑞貴のことを好きって知っている
「おはよ」
「相変わらず、笑顔足りてねぇな」
「そー?」
「瑞貴の前だとあんなに笑顔なのに。」
「み、瑞貴は特別なの!」
「……ふーん。」
今、間があった気がした。気のせいかな?
「1時間目始業式みたいだよ」
「じゃあ、体育館?」
「そーだね。行こっか」
「うん!」