優*雪
「あれ?私…寝てた?」

「おはようございます!総司さん!」


「あれー?もういいの?」

「頭が痛むけど、平気!帰らなあかんし
総司さん、おおきに!」

「あの、目覚めたら連れて来るように
言われてて…」

「わかりました。いこ!」


沖田は羽織を持って、セツと土方の部屋へ

声をかけ中に入ると、睦や幹部たちがいた


「睦君!!」

「セツ!心配したんやで?」

「風邪やって 頭痛いねん」

「セツ…ごめんな
俺のせいで…ごめん」

「何よ? 睦君のせいって? 」

「喧嘩したから…」

「うちと睦君が? 」

「……覚えてない?」

「うん。あ!皆さん、ご迷惑お掛けしました。」

深々と頭を下げる

ゴン

「いったぁーー。」

「「「 どんだけドジなんだよ… 」」」

セツのドジを見たことのない

近藤 土方 永倉が声を揃える



「セツ…お前、この部屋に来るまでの景色見るのはじめてだった?」

「当たり前やん 睦君も風邪?」


「睦さん…これって……」


沖田が不安気にきく

睦は何も言わず、頷く


「セツ…」

ふわりと抱きしめ

後ろから首筋を針で刺す

クタッとセツが眠る
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