優*雪
「先生-!!」

「どうしまし…!!早く中へ!!!」

セツさんと血塗れの私を見て
穏やかな先生の顔つきがかわる


先生は、セツさんの着物をほどき

楽にする

桶に血を吐かせると、息が戻る

顔についた血を綺麗に拭く


「沖田君、今夜…意識が戻らなければ
覚悟してください」

「一度、屯所へ戻ります
今夜付き添いをさせてください」

「いいのかい?」


「他に出来ることがありません」

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