優*雪
土方目線
三月二十五日
一橋 徳川 慶喜 禁裏御守衛総督 就任
との知らせが屯所にきた
この日から、優太は忙しいのか
屯所にあまり顔を出さなくなった
新選組にとって優太の存在が
こんなに大きいのかと実感する
今夜も仕事で徹夜…
息抜きに、あの縁側へ
……え ?
「不法侵入だな!」
意地悪してみる
「簡単に入れるのが悪い!」
優太……
「おかえり」
「ん?ただいま
さっき、不法侵入とか言ったくせに…
ははっ 」
「お前だから…いんだよ!!」
「////時々そういうこと言うよな」
そっぽ向く優太
「逢いたかった」
「//// そう?////」
「こっち向けよ」
「何で!?」
「顔見たい」
「覆面だから、見えねぇだろうが!」
「見えねぇなら、こっち向けよ!」
「いや」
「ケチ」
「ケチです」
「やっぱり、お前と見る月は
特別綺麗だな」
何でかな…お前となら、こんなこと言える