優*雪
山崎さんと着物に着替え、髪結中
いつもと違う結い方にしてもらってる
山崎さんのは俺が結った
「すすむでしょ?すずってよぶな」
「せやな!可愛らしい名前やん」
はやっ!髪終わった!
「すずが化粧の間、セツになるから」
「なってんちゃうんか?」
「外だけ。中も変える」
「そのままいかれんのか?」
「それができりゃ、不合格にならねぇよ」
「そない怒らんでも……」
目を閉じてブツブツ言う
両手で顔を覆い
「セツ」
自分で名前を呼ぶことで入れ替われる
目を開けると山崎さんがうちを見てる
「どないしたん?」
山崎さんの目が開く
「セッちゃんかいな?」
「そうや?山崎さんどないしたん?
綺麗やけど?」
「任務、覚えてるか?」
「へ?」
山崎さんが額に手を当てる
そして、つれてかれる