優*雪
夜
「気いつけや?」
「へーい」
「なんや? のん気やな?」
「緊張することやないやろ?」
「せぇーや!危なくなったら、すぐ呼びや?」
「へーい。ほな!」
山崎の心配を消すように、ひょいひょいと中へ
「はや!」
半刻もしないうちに、雪之介が出てくる
「どうや?」
「黒やな!蔵は武器の火薬 臭いし、ほれ?」
「手紙?」
「血判状や!」
「えぇー!」
「他にも色々あったわ。手紙もやし」
「ほな、これと報告は任せたで?
こっちも報告行ってくるわ!
ちなみに枡屋は今寝てるから!
一応見張りはつけてや?」
「わかった!」