優*雪
少しバラバラになったけど
また皆集まって、賑やかになったころ

私の袖を ツンツンと引っ張るセツさん


「ん?」

「座りたい」 小声で言う



セツさんの手を引き皆から離れる

石に手ぬぐい置いて、セツさんを座らせる


「疲れた?」

「うん。ちょっとしんどい」


そんなふうにみえないけど
自分から言うくらい、悪いのでしょう

遠くから皆をみる

私たちの所に来ないのは
皆の気づかいですね


「ごめんね。総司さん…」

「何で謝ってるの?」

「ひまわりみれるかな……」

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