優*雪
「俺…眠たい」
雪がお開きにしたいと言うが
「えーーーーまだいいじゃねぇか!」
左之が叫ぶ
「全然、雪と話してないし!!」
「そうだぞ!雪!今日は、そうくんと川の字だからな!」
「いや…山崎さんとこで寝る」
「ええで!元は雪の部屋やってんしな!」
「何言ってるの!川の字!」
「お前ら、うるさそうだからいや!」
「静かにするからー!!」
「山崎さん、部屋帰ろう!」
聞く耳もたず!!
他の奴らも、雪が寝るならと部屋へ帰るが
「そうくん!語ろう!」
「のぶさん!賛成!」
「……」
なんで、俺の部屋で語るんだよ!!!
「土方! 雪のことはいいのか?」
慶喜様から、そんなこと聞かれるとは思っていなかった……
「のぶさん、土方さんったら私がいくら言っても、駄目なんです
男らしくないんだよ!!」
「ずるいのー!俺らは、こんなに頑張っても、友達なのにな」
「本当、ちょっと顔がいいから
余裕見せて、ずるいよね」
なんだ、こいつら!!
「俺は、友達にもなれてねぇよ!」
「雪、かわいそう」 「だな」
「私の枕元に、におい袋置いたの土方さんでしょ?悲しそうだったよ!」
「二つも持っておるから、一つくれといったら、殴られたぞ!」
「えー のぶさんかわいそう」
総司が慶喜様をよしよしする
次期将軍と言われる方に、なにやってんだ!
そもそも、慶喜様はここで、なにやってんだ!