優*雪
「こいよ」
雪が低い声で挑発してくる
総司が三段突きの構えをとる
雪は、みたことないはず……
俺がおとりになる!!
ダンッと踏み込み下から斬りかかるが
狙っていたように、木刀を受け流された
しかも、なぜか木刀を取られた……
と思ったときには
木刀が首に当てられていた
俺が木刀を取られた時に
総司の三段突きが繰り出したが
二刀流になった雪は簡単にかわした
そして、しゃがんだ体制から総司の喉に木刀が当てられていた
「勝者 雪之介!」
左之の声が道場に響いた
もしかしたら、幹部全員でも勝てないかもと思った
「相手が多い方が強いのかな?」
総司が言うと
「さすが、そうくん!その通り!一人で五十は軽いらしいぞ?」
「すげぇな!」
平助や永倉たちが、ぎゃあぎゃあうるせぇ
「刀以外に槍も使えるぞ!」
慶喜様が自慢気に言う
嫌な予感
「俺と勝負だ!!」
出た!左之……
槍が得意な奴が、新選組に少ないからな
「いいよ」
いいのかよ!?
訓練用の槍に見立てた棒を両者が手にとる
雪は左手に棒を立てて持った
左之は、右側に両手で構えたどこからでも受けるし攻撃できる構え
審判は、俺
「はじめ!!」
左之が攻撃してこないと思ったからか
そのまま少し雪が間合いを詰める
左手を少し上へあげたとたん、グルリと棒を突き落とす!
左之が受け止めた!
押し返し今度は左之が
思い切り突きを出す!
押されて体制が整ってない雪
よけられない!と思ったら……
低くしゃがみ、左之の横から棒をくるっと回し、軸足の膝裏を叩く
左之の足が ガクッと落ちる
後ろから心臓の裏側であろう場所へ棒が当てられた
無駄な動きがない
これが、忍 ……
初めて雪に会ったときのことを思い出した
仲間にほしいと
いや…あの時から、惚れていたのか
雪が低い声で挑発してくる
総司が三段突きの構えをとる
雪は、みたことないはず……
俺がおとりになる!!
ダンッと踏み込み下から斬りかかるが
狙っていたように、木刀を受け流された
しかも、なぜか木刀を取られた……
と思ったときには
木刀が首に当てられていた
俺が木刀を取られた時に
総司の三段突きが繰り出したが
二刀流になった雪は簡単にかわした
そして、しゃがんだ体制から総司の喉に木刀が当てられていた
「勝者 雪之介!」
左之の声が道場に響いた
もしかしたら、幹部全員でも勝てないかもと思った
「相手が多い方が強いのかな?」
総司が言うと
「さすが、そうくん!その通り!一人で五十は軽いらしいぞ?」
「すげぇな!」
平助や永倉たちが、ぎゃあぎゃあうるせぇ
「刀以外に槍も使えるぞ!」
慶喜様が自慢気に言う
嫌な予感
「俺と勝負だ!!」
出た!左之……
槍が得意な奴が、新選組に少ないからな
「いいよ」
いいのかよ!?
訓練用の槍に見立てた棒を両者が手にとる
雪は左手に棒を立てて持った
左之は、右側に両手で構えたどこからでも受けるし攻撃できる構え
審判は、俺
「はじめ!!」
左之が攻撃してこないと思ったからか
そのまま少し雪が間合いを詰める
左手を少し上へあげたとたん、グルリと棒を突き落とす!
左之が受け止めた!
押し返し今度は左之が
思い切り突きを出す!
押されて体制が整ってない雪
よけられない!と思ったら……
低くしゃがみ、左之の横から棒をくるっと回し、軸足の膝裏を叩く
左之の足が ガクッと落ちる
後ろから心臓の裏側であろう場所へ棒が当てられた
無駄な動きがない
これが、忍 ……
初めて雪に会ったときのことを思い出した
仲間にほしいと
いや…あの時から、惚れていたのか