優*雪
幕府 対 長州

雪之介目線

長州の動きが活発になっている

そんな落ち着かないときに

慶喜がまた、新選組に行くと言うので
俺が同行した


「危機感ないな」
「あるから、雪を連れてきた」

外に出て回る事がすでに、駄目だろ……


新選組に到着して、土方さんの部屋に集合

何で土方さんの部屋なのか、謎だ


「雪を新選組に入れてくれ」


慶喜が発した突然の言葉に、固まった


「近く長州が暴れることは
其方らも承知しているであろう
雪を新選組に入れてくれないか」

何言ってんだ?


「雪が入ってくれたら、助かるなぁ!!」

左之?

「おう!嬉しいなぁ 」 「うむ」

新八? 一?

「雪が新選組の隊士かー」
「一緒に戦えますね」

平助? 総司?

「いいんじゃねぇか?」 「そうですね!」

土方さん? 山南さん?


俺を無視して話進めんなよ…


「雪之介!?新選組に入りたいかい?」


近藤さん!!

ここにいないくらい無視されてた俺に
近藤さんだけは、気持ちを聞いてくれた


首を横に振った

「いやだ。俺は
新選組の汚点になりたくない」


皆が固るのがわかった


「何を言う?汚点などと思うものはおらぬ」

「ここにだろ? 外は違う!
新選組に女がいるとわかれば
馬鹿にされたり、陰口言われるのはここにいる皆なんだ
俺は何言われたっていい
だけど、新選組が馬鹿にされるのは、いやだ!」


「今までばれておらぬであろう!」


「男として生きて、鍛えてきたけど、
結局、女なんだ。体力が違う!」


「新選組は強い!新選組が守ってくれる」


「俺は、守られたくて、新選組を創ったんじゃない!守りたいんだ!!」


「どの道一緒に戦いに出る、新選組としてでれば、常に一緒に戦える!」


「俺は、忍として参加するっていったろ?」

「新選組より、忍をとるのか?」


「何言ってんだ? 新選組は俺がいなくてもやっていける。何で入る必要があるんだ?」



「やめないか!!」




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