優*雪
旅籠でしばらく待機していたが
特に会話なし

柱にもたれ目をつぶる優太…


寝ているのか



優太は、考えていた


~人を斬らせる為に浪士組を作った訳じゃない
だけど、この力を借りた
借りたからには恩は手柄でかえそう
斬らずに終わればいいが…
できれば斬らせたくない

だったら、俺がやるしかない!

俺の正体ばれたようなもんだし






日が傾き辺りが薄暗くなった頃



「行きましょう」


優太が立ち上がった

優太を見ながら、考え事をしていた三人は少しビクッとしながらも、立ち上がった


「ここを出たら、俺から離れて着いてきてください」




三人は頷く



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