優＊雪

優太目線

～ 呆けそうだな……。


考えることもなくなった


～ 呆けるかも。…。いや、呆ける！

暇を潰せない


両手を後ろについて、庭をみる



「よっ！！」



声だけでわかる…新八


声のする方をみると
うるさい三人組(永倉･原田･藤堂)がいた


～暇だけど、面倒くさいなぁ


庭に視線を戻す


「座るぞ！」

～きいてからだろ？原田！？

「暇でさぁ～。よいこらせ！」

～じじいかよ？ 俺と 同じ歳だぞ藤堂！？

「何してんだ？」

～なんかしてるように見えるか？


とりあえず心の中で返事したからな！？

視線を庭から空へ移す

～ごめんな
もう誰とも深入りできないんだ

新八…

お前が俺に気づいていることわかってる
火事で死んだはずが、生きてるっておかしいだろ？

新八…

ごめんな


俺が喋らないから三人がわたわたする


そういえば……

新八と試合したいなって、睦(まこと)と話たな

優太としてならいいかなぁ？
睦と雪が剣術できるとは、知らないし！！



暇すぎて体を動かしたい