優*雪

優太目線

体調は戻ってないが、布団を畳み
朝稽古と朝餉作りに行った

朝稽古は「見てるだけでいい。無理するな。」と斉藤に言われた

朝餉の後、司が帰って来て皆を集めた
俺も出るように言われた。

~どうせ、見廻り組の話だろ?
山崎さんに謝るのと、山南さんにお礼言わないと…

近藤さんの部屋に入ると、すでに皆が集まっていた

~司の隣行こ

襖を締めて歩こうと思ったけど…

バタッン!!

「「「「優太!?」」」」

~俺…倒れた…
昨日、動きすぎたもんな…
寝てないし…
皆の声がする…

「さわるな!!」 司の声だ…


「優太!?わかるか?」

体が全く動かせないけど…わかるよ…

ジロジロ見るなよ…

司…司がいてよかった…

司がいなかったら、バレてたな…

いつも、迷惑かけてばかりだ…

俺のせいで容保に何か言われたかな…


「 ごめん……  」

思ったより声出なかったな…


「優太!?なに謝って…おい!優太!?」

司が懸命に優太って呼んでくれてたけど






俺の意識はそこで途切れた…



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