優*雪

優太の怒り

長い梅雨が終わり、夏のはじまり

今日は、幹部会議

優太も参加
優太も、見廻組について
司から粗方きいていた
芹沢派 近藤派も見廻り組に賛成している

「見廻組の役員編成ができたので、披露します」


司が懐から紙を取り出す
隣にいた優太が、それを取り上げる


優太の行動に皆が、目を丸める


今まで見廻組について、何も反応を示していない
というよりは、いつも無表情で喋らない

優太も賛成なのだと思っていた


優太が少し腰をうかせ、司に向き合うにして片膝をついた……

「この中身をみたか?」


優太が、司に攻撃的な目でいつもより低く
怒りを抑えるように言った

司は怯んだ

「え!? ……あぁ。 見てない。」

優太は立ち上がった

手にした紙を懐に入れ、司を睨む

「容保のところに行く
今日からしばらく慶喜のところに戻る 」



優太の怒りが伝わる

何に怒っているかは、見廻組の編成だろう
しかし、なぜ…





優太はそのまま部屋を出た




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