優*雪

土方目線

数日後

俺たち壬生浪士組は
会津本陣にて、松平 容保に拝謁する為
一室に通されていた

先日とは違い、あっさりと招き入れられ
少し残念な気がした



あいつ何者だろうなぁ



門番を気絶させたあの覆面に

`また会いたい′

そう思っていたが
あの日の話は誰にもしていない
なんでだろう

なぜだか、他の三人も話していないようだ





それにしても…
どれほど待ったか…
いつになったら
会津公がこの部屋にくるんだか …

「肥後守様の御成です」

俺たちは頭を下げた


「よいよい 面を上げよ」

会津公は、とても柔らかい話し方をする
きっと優しい性格なのだろう

「実はな…」



会津公は浪士組について話をはじめた



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